海外旅行でeSIMを二台持ちする設定日本の番号を残したまま、データだけ海外eSIMに切り替える5つの順番

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白い机の上に置かれたSIMカードとSIMピン

写真: Pascal 📷(Pexels)

この記事の結論
  • 日本の回線は入れたまま、データ通信の回線だけを海外eSIMに切り替える。これが二台持ちの形
  • 順番は5つ:SIMロックの確認→海外eSIMの追加→データ通信を海外eSIMへ→日本の回線のデータローミングをオフ→日本の回線はオンのまま
  • 海外eSIMの追加にはWi-Fiなどの接続が要る。出発前に、Wi-Fiのある場所で済ませる

海外用のeSIMを入れても、日本の番号はスマホに残したまま使えます。ただし、データ通信に使える回線は1つだけです。日本の番号を残したまま海外eSIMで通信するには、データの回線を切り替え、日本の回線のデータローミングを切る順番を守ります。どの海外eSIMを選ぶか、Wi-Fiルーターとどちらにするかを先に決めたい方は、海外旅行のネット、WiFiレンタルとeSIMどっちがいい?をご覧ください。

eSIMの二台持ちとは?日本の番号を残して海外eSIMを足すこと

1台のスマホに日本の回線と海外用eSIMを同時に入れ、通話・SMSは日本の番号、データ通信は海外eSIM、と役割を分ける使い方です。スマホを2台持つのではなく、1台に2つの回線を入れるという意味です。2つの回線を入れる仕組みを「デュアルSIM」と呼びます。

iPhoneでは、どちらの電話番号でも音声通話の発着信とSMSの送受信ができます。Appleは、海外旅行で日本の番号を片方の回線に残し、もう片方に現地のプランを足す使い方を案内しています(Apple公式、2026年10月30日確認)。

ただし、一度に使えるモバイルデータ通信の回線は1つだけです(Apple公式)。この「データは1つだけ」が、次の設定の順番がある理由です。

二台持ちできるのはどの機種?iPhoneとPixelの条件

iPhoneはXS・XS Max・XR以降で物理SIMとeSIMの二台持ちができ、iPhone 13以降は2つのeSIMでもできます。PixelはPixel 3a以降で物理SIMとeSIMの二台持ちができます。

表:機種ごとの二台持ちの条件
機種 使える組み合わせ 注意点
iPhone XS・XS Max・XR以降 物理SIM+eSIM —
iPhone 13以降 物理SIM+eSIM、eSIM+eSIM SIMカードのトレイが無いeSIM専用モデルはeSIM+eSIMだけ
Pixel 3a以降 物理SIM+eSIM 日本で購入したPixel 3aは2つのSIMを使えない
Pixel 7・7 Pro以降 物理SIM+eSIM、eSIM+eSIM eSIM+eSIMは携帯通信会社が許可している場合だけ

※ AppleとGoogleの公式ヘルプの表示です(2026年10月30日確認)。使えるかどうかは契約先の対応でも変わるため、設定の前に契約先の案内で最終確認してください。

日本の回線が物理SIMのままでも、表の「物理SIM+eSIM」の組み合わせで海外eSIMを足せます。二台持ちのために、日本の回線をeSIMに変える必要はありません。

自分の機種が表に当たらない場合や、表に当たるのに使えない場合は、契約先の通信会社に確認してください。

設定の順番は?5つ。出発前に済ませるのは①②

①SIMロックの確認→②海外eSIMの追加→③データ通信の回線を海外eSIMへ→④日本の回線のデータローミングをオフ→⑤日本の回線はオンのまま、の順に進めます。

eSIMを追加するときは、iPhoneがWi-Fiかインターネット共有に接続されている必要があります(Apple公式)。①②は、出発前に自宅などWi-Fiのある場所で済ませます。

①SIMロックなしを確認する

SIMロックがかかったiPhoneでは、契約先以外の会社のeSIMを使えません。設定の「一般」>「情報」で、「SIMロック」の横に「SIMロックなし」と出ていれば大丈夫です(Apple公式)。

「SIMロックなし」と出ていない場合は、契約先の通信会社で解除できるかを確かめてください。

②海外eSIMを追加する

購入した海外eSIMを、購入先の案内(QRコードなど)に従ってスマホに追加します。追加の入口や画面の進め方は購入先ごとに違うので、案内のとおりに進めます。

③データ通信の回線を海外eSIMにする

iPhoneは設定の「モバイル通信」>「モバイルデータ通信」で、データ通信に使う回線を海外eSIMにします(Apple公式)。Pixelは設定の「ネットワークとインターネット」>「SIM」で、データ通信に使うSIMを海外eSIMにします(Google公式)。

切り替えるタイミングは、購入した海外eSIMの案内に従ってください。

④日本の回線のデータローミングをオフにする

iPhoneは設定の「モバイル通信」で日本の回線を選び、「モバイルデータ通信のオプション」>「データローミング」をオフにします。海外旅行中はデータローミングをオフにしておけば、ローミング料金はかかりません(Apple公式、ドコモ公式)。

Androidの機種は、機種の設定画面の案内か、契約先の海外ローミングのページで切り方を確認してください。

⑤日本の回線はオンのままにする(データローミングだけをオフ)

日本の回線をオンにしておけば、日本の番号宛ての通話やSMSを受けられます。認証コードのSMSや家族からの電話を受けたいなら、日本の回線はオンのままにします。

二重課金を避けるには?日本の回線でデータ通信させない

データ通信の回線を海外eSIMにし、日本の回線のデータローミングをオフにする。この2つで、日本の回線がローミングでデータ通信するのを防げます。

Appleは、旅行用eSIMをデータ通信に使いながら両方の回線をオンにしておくと、日本の回線は機能し続ける一方、日本の回線でローミング料金がかかる可能性があると案内しています(Apple公式)。

⑤で日本の回線をオンのままにしておくのは、日本の番号の通話・SMSを受けるためです。データ通信の料金は③④で防げます。

つまり、海外eSIMの料金を払っているのに日本の回線でもデータ通信の料金がかかる、という二重の支払いを止めるのが③と④の役目です。ローミング料金そのものが気になる人は、契約先の海外ローミング料金のページで確認してください。

日本の番号のSMSと電話は、どう受け取る?

日本の回線をオンのままにしておけば、日本の番号宛てのSMSと電話を受けられます。ただし海外で電話を受けたりSMSを送ったりすると料金がかかる場合があるので、契約先の料金ページで確かめておきます。

銀行やネットサービスの認証コードのSMSは、日本の番号に届きます。日本の回線をオンにしておくのは、このSMSを海外でも受けるためです。

日本の回線をオフにして旅行用eSIMだけを使う場合でも、iPhoneのFaceTimeとiMessageは日本の電話番号のまま使えます(Apple公式)。

出発前に、契約先の「海外での通話・SMS」のページで、電話を受けるときとSMSを送るときの料金を見ておいてください。

うまくいかないときは?確認する4つ

SIMロック・Wi-Fi・データ通信の回線・データローミングの4つを順に見ます。

結局どうする?状況別の結論

日本の番号を残すなら、二台持ちにします。順番は5つで、①②は出発前に済ませます。次のどれに当たるかで決めてください。

よくある質問

eSIMと物理SIMは同時に使えますか?
使えます。iPhoneはXS・XS Max・XR以降、PixelはPixel 3a以降が対応しています(日本で購入したPixel 3aは不可)。ただし、データ通信に使える回線は一度に1つです。
海外eSIMを入れると、日本の番号のSMSは受け取れなくなりますか?
日本の回線をオンのままにしておけば受け取れます。日本の回線をオフにすると、日本の番号宛てのSMSは受けられません。
二重課金を防ぐには、どこを設定しますか?
データ通信の回線を海外eSIMにし、日本の回線のデータローミングをオフにします。iPhoneは設定の「モバイル通信」で日本の回線を選び、「モバイルデータ通信のオプション」>「データローミング」です。
SIMロックがかかっているiPhoneでも使えますか?
契約先以外の会社のeSIMは使えません。設定の「一般」>「情報」で「SIMロックなし」と出ていなければ、契約先で解除できるかを確かめてください。

まとめ

eSIMの二台持ちは、日本の回線を入れたまま、データ通信の回線だけを海外eSIMに切り替える使い方です。データ通信に使える回線は1つなので、データの回線を海外eSIMにし、日本の回線のデータローミングをオフにすれば、日本の回線でローミング料金がかかるのを防げます。

次の行動は、出発前にWi-Fiのある場所で、SIMロックなしの確認と海外eSIMの追加を済ませ、データ通信の回線とデータローミングの設定場所を一度開いて確かめておくことです。まだ海外eSIMを選んでいない方、Wi-Fiルーターと比べたい方は、下の記事から選べます。

出典

本文の対応機種・設定の場所は、下の公式ページで2026年10月30日に確認したものです。対応機種や設定の画面は変わることがあるため、設定の前にお使いの機種の公式ヘルプと、契約先の通信会社の公式ページで最新の内容を確認してください。

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