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海外旅行のネット、WiFiレンタルとeSIMどっちがいい?人数・渡航国・端末の3つで、迷わず選べる

空港ターミナルの充電カウンターでスマートフォンを操作する旅行者

写真: Tom FiskPexels

海外旅行のネット、どうするか迷っていませんか。前回はホテルや空港の無料Wi-Fiだけで乗り切れたとしても、地図アプリや乗り換えアプリを現地でも使いたくなると、WiFiレンタルとeSIMのどちらを選べばいいのか判断がつきにくくなります。

この記事の結論
  • 2人以上で渡航するなら、WiFiレンタルのほうが1人あたりのコストを抑えやすい
  • eSIMはSIMロック解除済み・eSIM対応端末が必須。非対応ならWiFiレンタル一択
  • 「無制限」プランでも、事業者によっては速度制限がかかる場合がある
  • 短期・軽量な利用なら、今使っているスマホプランの海外無料枠だけで足りることもある

結論はシンプルです。人数・渡航国・端末の3つの条件を確認すれば、自分に合う方が決まります。日数はこの選択そのものを左右しませんが、容量(無料枠や各プランの容量で足りるか)の選び方に関わってきます。この記事では、その決め方と、代表的な事業者の比較を1ページにまとめました。

まず確認:今のスマホの契約に海外無料枠があるかもしれない

WiFiレンタルやeSIMを検討する前に、確認したいことがあります。今契約しているスマホのプランに、海外で使える無料のデータ通信枠が付いていないかどうかです。ahamo・povo2.0・楽天モバイルの主要3社は、海外ローミングの扱いがそれぞれ異なります。

表:主要キャリアの海外データ無料枠(2026年9月16日確認)
キャリア 無料枠 無料枠超過後の扱い
ahamo 海外利用開始から15日間・月間30GBまで追加料金なし(91の国・地域対応) 15日経過後は最大128kbpsに速度制限。帰国後データ通信を利用するまで解除されない
povo2.0 無料枠なし トッピング購入制(例:エリアトッピング1GB/3日680〜840円など)
楽天モバイル(Rakuten最強プラン) 毎月2GBまで無料(追加契約・月額不要、107の国・地域対応) 2GB超過後は最大128kbpsに低速化。追加チャージは1GBあたり500円

出典:ahamo公式サイト、povo2.0公式サイト、楽天モバイル公式サイト、いずれも2026年9月16日確認

数日程度の短い旅行で、使うのが地図アプリや乗換案内が中心(動画視聴はしない)なら、この無料枠だけで足りるケースがあります。その場合は、これから紹介するWiFiレンタルもeSIMの購入も必要ありません。自分の渡航日数・利用量と照らし合わせて、まず無料枠で足りるかを確認してください。

WiFiレンタルとeSIM、仕組みの違い

無料枠だけでは足りないと分かったら、WiFiレンタルとeSIMの仕組みの違いを押さえておきましょう。

WiFiレンタルはルーター端末を借りて複数人でシェアする仕組み、eSIMはスマホ本体に直接データ通信を追加する仕組みです(物理的なSIMカードは不要です)。

eSIMを使うには、スマホ自体がeSIM対応かつSIMロック解除済みである必要があります。iPhoneであれば、iPhone XS・iPhone XS Max・iPhone XR以降のモデルがeSIMに対応しています(出典:Apple公式サイト、2026年9月16日確認)。自分の端末が対応しているかどうかは、電話アプリで「*#06#」と入力し、EID番号が表示されるかどうかで確認できます。

また、eSIMは基本的に「データ通信専用」で、電話番号は付きません(LINEなどアプリ経由の通話は利用できます)。ただし今回比較する4社のうち、JAPAN&GLOBAL eSIMだけは電話番号付きのプランも選べる点が他社との違いです。

比較する4社について

今回は、日本から出発する個人旅行者向けの海外通信サービスの中から、①個人旅行者向けであること、②国内から日本語で申し込めること、③公式サイトで料金体系・サービス内容を確認できること、④人数・容量・端末条件などの判断材料が十分にあること、の4つの基準で比較対象を選びました。日本語で申し込める海外通信サービスはほかにもありますが、今回はこの4社に絞って比較します(網羅的なランキングではありません)。

WiFiレンタルはグローバルWiFi・ZEUS WiFi for GLOBAL(以下ZEUS WiFi)、eSIMはトリファ・JAPAN&GLOBAL eSIMです。

WiFiレンタル代表2社を比較

WiFiレンタルの代表として、グローバルWiFiとZEUS WiFiを比較します。複数人でのシェアや補償オプションなど、判断材料になりそうな項目を並べました。

表:WiFiレンタル2社の比較(2026年9月16日時点の公式サイト表示)
比較項目 グローバルWiFi ZEUS WiFi
韓国の1日あたり料金目安 870円〜(データ容量帯により変動) 300MB=340円/500MB=380円/1GB=620円/無制限=800円
複数人シェア 最大5台まで同時接続可 最大10台まで同時接続可(推奨5台)
無制限プランの速度制限 明記の有無 明記あり(全利用者向けの過剰通信時の規定として公式の注意事項ページに記載。詳しくは「『無制限』は本当に無制限か」の章) 明記あり(フェアユースポリシーに記載。詳しくは「『無制限』は本当に無制限か」の章)
補償オプション MAX550円/日(機器の補償に携行品損害・傷害死亡保険が付帯)・FULL330円/日・MINI220円/日(未加入時は自己負担15,000円) プレミアム550円/日(端末・レンタル品の再調達代金100%補償)・ワイド350円/日・ミニ240円/日

※料金・条件は2026年9月16日時点の公式サイト表示です。キャンペーンや為替の影響で変動することがあるため、申し込み前に最新の価格を公式サイトで確認してください(出典:グローバルWiFi公式サイト、ZEUS WiFi公式サイト、いずれも2026年9月16日確認)。

受け取り方法(空港カウンター・宅配・コンビニなど)は事業者によって選択肢が異なります。延滞料金や宅配オプションの条件も含め、詳細は各社公式サイトで確認してください。

グローバルWiFi

補償プランに旅行保険までセットできる

安心補償パックの上位プラン「MAX」は、機器の破損・紛失補償に加えて携行品損害保険・傷害死亡保険も付帯します。補償は3段階(MAX/FULL/MINI)から選べます。

公式サイトで見る
ZEUS WiFi

「無制限」の運用条件が明記されている

無制限プランの利用条件(フェアユースポリシー)を公式サイトが明記しています。端末サポートは3段階(プレミアム/ワイド/ミニ)です。

公式サイトで見る

eSIM代表2社を比較

eSIMの代表として、トリファとJAPAN&GLOBAL eSIMを比較します。料金は国・容量・日数で変わる従量制のため、ここでは金額そのものではなく、選ぶ基準になる仕組みの違いを中心に整理しました。

表:eSIM2社の比較
比較項目 トリファ JAPAN&GLOBAL eSIM
料金体系 国・容量・日数の3軸で決まる従量制(低容量/中容量/無制限の3タイプ、利用期間1〜60日)。金額は公式サイトで確認 無制限(使い放題)・データ量指定・日数プランの組み合わせ。金額は公式サイトで確認
電話番号 データ専用(電話番号は付与されない。LINE等のアプリ通話は利用可) 電話番号付きプランも選択可
周遊プラン あり(アジア周遊13カ国・地域、ヨーロッパ周遊43カ国・地域) あり(グローバル108地域、ヨーロッパ周遊49地域、アジア周遊25地域など)
対応端末 eSIM対応・SIMロック解除済みが必須 eSIM対応・SIMロック解除済みが必須

※対応端末の詳細は各社で異なります。JAPAN&GLOBAL eSIMは公式サイトに、iPhone・Android(Samsung・Google Pixel・AQUOS・OPPOなど)の対応機種一覧を掲載しています。

出典:トリファ公式サイト、JAPAN&GLOBAL eSIM公式サイト、いずれも2026年9月16日確認。トリファの料金は変動するため、最新価格は公式サイトで確認してください。

トリファ

周遊プランが充実

アジア周遊13カ国・地域、ヨーロッパ周遊43カ国・地域に対応した周遊プランがあります。1つのeSIMで複数国を切り替えなしで使えます。

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JAPAN&GLOBAL eSIM

電話番号付きプランも選べる

他社のeSIMはデータ専用が基本ですが、JAPAN&GLOBAL eSIMは電話番号付きのプランも選べます。グローバル108地域・ヨーロッパ周遊49地域など、周遊プランの選択肢も豊富です。

公式サイトで見る

「無制限」は本当に無制限か

「無制限」プランでも、短期間に大量のデータ通信を行うと速度制限がかかる場合があります。グローバルWiFi・ZEUS WiFiともに、公式に注意書きを出しています。

ZEUS WiFi公式は、無制限プランについて「短期間での過剰通信を行った場合、ご利用となる地域の通信事業者による政策又は当社の判断により、通信の停止又は利用制限を行う場合があります」と説明しています(出典:ZEUS WiFi公式サイト/plan/、2026年9月16日確認)。

グローバルWiFi公式も、利用上の注意ページで「全てのお客様へ最適な通信品質・環境を提供するため、過剰な通信が確認された際は渡航国の提携通信事業者の政策または当社の判断により通信制限がかかる可能性がございます」と案内しています(出典:グローバルWiFi公式サイト/guide/precautions/、2026年9月16日確認)。「全てのお客様へ」という書き方のため、無制限プランを除外しない規定として読めます。

他の事業者についても、同様の条件が定められている場合があります。契約前に、利用する事業者の利用規約・注意事項を確認しておくと安心です。

結局どれを選ぶ?使い方別の結論

ここまでの内容を、条件別の結論としてまとめます。WiFiとeSIMのどちらを選ぶかを決めるのは、人数・渡航国・端末の3つです。日数はこの選択そのものを分ける軸ではなく、容量(無料枠や各プランの容量で足りるかどうか)の選び方に効いてきます。WiFiもeSIMも「容量×日数」の段階制プランという構造は共通しています。

表:条件別の推奨(診断代わりの早見表)
こんな条件なら 向いている選択
2人以上で渡航する WiFiレンタル
スマホがeSIM非対応、またはSIMロック未解除 WiFiレンタル
複数国を周遊する 周遊プランのあるeSIM、または周遊対応のWiFi
短期・軽量利用(数日、地図や乗換案内程度)でahamo・楽天モバイルを契約中 どちらも不要(無料枠で足りることがある)
短期・軽量利用(数日、地図や乗換案内程度)でpovo2.0を契約中 WiFiレンタルまたはeSIM ※無料のデータ枠なし

※povo2.0には海外の無料データ枠がないため、この場合はWiFiレンタルかeSIMを比較検討してください。

※条件が複数当てはまる場合は「端末」を優先してください。eSIM非対応の端末は物理的に使えないため、人数などの他の条件より優先度が高くなります。

WiFiが向いている方は上のグローバルWiFi・ZEUS WiFiの比較へ、eSIMが向いている方は上のトリファ・JAPAN&GLOBAL eSIMの比較へ、それぞれ戻って公式サイトを確認してください。

よくある質問

eSIMの料金はいくらぐらい?
eSIMの料金は、国・データ容量・利用日数の3つの軸で決まる従量制です。事業者やプランによって金額が変わるため、最新価格は各社公式サイトで確認してください。
AndroidでもeSIMは使える?
Android端末のeSIM対応は機種によって異なります。設定アプリの「モバイル通信」の項目、または各メーカー公式の対応機種一覧ページで、自分の端末が対応しているか確認してください。
WiFiルーターの受け取り・返却で気をつけることは?
空港カウンター・宅配・コンビニなど、事業者によって複数の受け取り方法があります。延滞料金や宅配オプションの条件も事業者ごとに異なるため、契約前に公式サイトの受け取り・返却ページで確認してください。
そもそもホテルやカフェの無料Wi-Fiだけでは足りない?
地図アプリや翻訳アプリなど、移動中に使う場面が多いため、常時接続できる手段があると安心です。無料Wi-Fiだけに頼ると、移動中や屋外で通信が途切れることがあります。

まとめ

海外旅行のネット、WiFiレンタルとeSIMどちらを選ぶかは、人数・渡航国・端末の3つの条件で決まります。日数はこの選択そのものを左右しませんが、容量(無料枠や各プランの容量で足りるか)の判断に関わります。

2人以上ならWiFiレンタル、端末がeSIM非対応ならWiFiレンタル、複数国を周遊するなら周遊プランのあるeSIMか周遊対応WiFi、短期・軽量利用でahamo・楽天モバイルを契約中なら無料枠で足りることもあります(povo2.0には海外の無料データ枠がないため、この場合はWiFiレンタルかeSIMが対象になります)。

まずは今契約しているスマホプランの海外無料枠で足りるかを確認し、足りない場合は自分の条件に当てはまる選択肢を、上の比較から選んでください(本記事の情報は2026年9月16日確認)。

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