機内持ち込みのリュックがサイズオーバーだと、どうなる?超えたリュックは預け荷物になり、料金は払う場所で変わる。潰せば通るのか、規定内でも棚に入らないときまで
公開日 出典19件(2026年10月29日確認)
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写真: Michael Pointner(Pexels)
- 規定(サイズ・個数・重さ)を超えたリュックは、預け荷物として貨物室に回ります。リュックもスーツケースと同じ規定で見られます(JAL・ANA・スカイマーク・Peach・Jetstar Japan・Spring Japan・ZIPAIRの7社とも、超えたときの扱いをバッグの種類で書き分けていません)
- 払うのは預けの料金です。額が出ている範囲で、事前より空港、窓口より搭乗口のほうが高くなります(Jetstar Japan・Spring Japan・Peach・ZIPAIR)。JAL・ANA・スカイマークは、予約した運賃の預けの枠で預けます
- 潰して通す前提にはしません。潰してよいと書いた社は無く、測る範囲にはポケットや持ち手が入ります。規定内でも、自分で棚に上げられない・棚に入らない荷物は預けになる場合があります(2026年4月からの業界統一のルール)
- 出発前に荷物を入れた状態で測り、ぎりぎりなら荷物を減らすか身の回り品(前の座席の下に置く2個目)に分け、それでも超えるなら空港より前に預けを手配します。手持ちのリュックを買い替えるのは、毎回収まらない人だけです
来週末の便に、通勤にも使う30L前後のリュック1つで乗るつもり。外ポケットまで荷物を入れると規定ぎりぎりかもしれず、搭乗口で預けるよう言われたらどうなるのか、いくらかかるのかを出発前に決めておきたい方のための記事です。規定のサイズ・重さの数値と測り方を先に知りたい方は、機内持ち込みリュックのサイズへどうぞ。
機内持ち込みのリュックがサイズオーバーだと、どこで預けることになる?
預ける場所は社で違います。ANAは保安検査場の前、スカイマーク・Springはカウンターで預けるよう案内し、JAL・Jetstar・Springは搭乗口や機内でも預けになる場合があります。
どの社も、超えた荷物は預け荷物として貨物室に回します。超えたときの扱いの書き方は、リュックでもスーツケースでも同じです。
| 航空会社 | 預ける場所・預けになる場面 | 超えたあと |
|---|---|---|
| JAL | 搭乗ゲート・機内でも | 預け荷物として貨物室へ |
| ANA | 保安検査場を通る前(国内線はサイズを測るゲージあり) | カウンターで預ける |
| スカイマーク | 手荷物カウンター | あらかじめカウンターで預ける |
| Peach | 係員が実測で確かめることがある | 預けの料金を払って預ける。同意しない場合は搭乗を断ることがある |
| Jetstar Japan | 搭乗ゲート | 1個ごとに料金を払って預ける。便によっては運ぶ場所が足りないこともある |
| Spring Japan | 搭乗手続カウンター・搭乗口 | カウンターで預ける。搭乗口では搭乗口の料金で預ける |
| ZIPAIR(国際線のみ) | サイズ・個数を超えたとき | 預け荷物として預ける。重さだけの超過は、追加料金で15kgまで持ち込める |
各社の公式ページの書き方を短くまとめたものです(2026年10月29日確認)。
- 規定の上限は次のとおりです。
- JAL・ANA(100席以上の機材)・スカイマーク:55×40×25cm以内かつ3辺合計115cm以内、2個の合計10kg(JAL・ANAの100席未満の機材は45×35×20cm以内・3辺合計100cm以内)
- Jetstar Japan・Spring Japan:56×36×23cm以内(Springは3辺合計115cm以内も)、合計7kg
- Peach:3辺合計115cm以内、合計7kg
- ZIPAIR:1個目55×40×25cm以内、合計7kg
- JAL・ANA・スカイマーク・Springは、各辺と3辺の合計の両方に収まっている必要があります。合計が収まっていても、1辺が上限を超えれば規定外です
- ANAは、規定を超えた荷物を持ち込むと機内に収納できず、飛行機が出発できない可能性があるとしています
JAL・ANAの「座席を買って持ち込む」扱い
JAL・ANAは、持ち込みサイズを超える物を機内に持ち込みたいときに、別に座席を買う扱い(JALは特別旅客料金、ANAは座席占有手荷物料金)を設けています。リュック1つの超過なら、まず預けを考えます。
サイズオーバーの追加料金はいくら?搭乗口だと高い?
追加料金は預けの料金です。額を公表している社は、どこも後で払うほど高く、同じ10kgでもSpringは事前と搭乗口で2,500円違います(2026年12月20日搭乗分まで)。
| 航空会社・条件 | 事前に買う | 空港の窓口 | 搭乗口 |
|---|---|---|---|
| Spring Japan 10kgまで・2026年12月20日搭乗分まで |
1,500 | 3,000 | 4,000 |
| Spring Japan 10kgまで・2026年12月21日搭乗分から(通常期) |
2,000 | 4,000 | 5,000 |
| Jetstar Japan 国内線・15kgまで |
— | 4,600 | 5,500 |
| Peach 国内線・ミニマム運賃・1個目20kgまで |
2,000 | 3,100 | — |
Springの「事前に買う」は公式サイト・コールセンターの額、Peachの「空港の窓口」はコンタクトセンター・空港カウンターの額です。Springは12月21日搭乗分から、繁忙期はさらに上がります。「—」の欄は、Jetstarは予約画面で事前の額を確かめ(事前に買うほうが安いと案内しています)、Peachは空港で預けるなら搭乗口より前に窓口で済ませます。※ 各社公式の表示です(2026年10月29日確認)。料金は変わることがあるため、予約画面で最終確認してください。
- JAL・ANA・スカイマーク:国内線の預けの枠(JALは20kgまで、ANAはエコノミーで1個23kgまで、スカイマークは20kgまで)で預けます。ANAは預けられる個数が運賃で変わるので、予約した運賃の枠を予約画面かマイページで確かめます
- ZIPAIR(国際線のみ):預けは1個目から有料で、事前にWebで買うと成田〜ソウルで4,000円です。コンタクトセンター・空港カウンターでは、事務手数料1,000円が加わります
- ZIPAIRで重さだけ超えるなら、出発の24時間前までに追加料金(成田〜ソウル2,000円、成田〜台北3,000円など区間ごと)を払えば、合計15kgまで機内に持ち込めます。当日の空港カウンターでは払えません
重さの区切りは社ごとに違う
- Springは5kg刻み、Jetstarは事前に買っていなければ15kg未満でも15kg分、Peachは1個目20kgまでの額です。表は払う場所による差を見るためのもので、社どうしの高い・安いは比べられません
- Jetstarの国内線は、15kgを超えると1kgごとに1,000円が加わります
- Peachの国際線は、行き先の区分ごとに額が決まっています
リュックを潰せば、機内に持ち込める?
潰して通す前提にはせず、規定の数値に収めます。潰してよい、何cmまでなら大目に見る、と書いた社は7社の中に無く、公式が示すのは数値と測る範囲だけです。
公式が示しているのは、次の3つです。
- 測る範囲に付属品が入る:JALは「付属品(ハンドル、ポケット、キャスターなど)を含みます」、ANAは「キャスターやハンドルの長さも含みます」、Peachは「キャスター・ハンドル・ポケット等の長さも含む」、Jetstarは「ハンドル、ポケット、キャスターなども含む」
- 測る場面がある:ANAは国内線でサイズを測るゲージを用意し、Peachは係員が実測で確かめることがあるとしています。Jetstarは、搭乗ゲートで規定を超えていた場合の料金を決めています
- 規定内でも、棚に入らなければ預けになる場合がある(次の節)
外ポケットに入れた物の膨らみも外寸に出るので、荷物を入れた状態で測ります。
潰して押し込むことを前提にするより、規定に収まる大きさまで荷物を減らしておくほうが、搭乗口で預けに回される場面を減らせます。
規定内でも預けになることはある?2026年4月からのルール
あります。規定のサイズ・重さに収まっていても、自分で棚に上げられない・棚に入らない荷物は、貨物室に預けになる場合があります。2026年4月1日から国内線・国際線に適用された、業界統一のルールです。
- 定期航空協会の業界統一ガイドラインは「お客様ご自身で上の棚に収納できるサイズ・重さの手荷物」を持ち込むよう求め、「適切に収納できないと判断される手荷物については、貨物室へお預かり」する場合があるとしています
- 各社も同じ趣旨です。ANAは「機内持ち込みサイズ以内の手荷物でも、客室内に収納できない場合は」貨物室へ、Peachは「規定サイズ内の手荷物であっても収納スペースに収まらない場合はお預かりします」、JAL・スカイマークは「適切に収納できないと判断した手荷物」を貨物室で預かる場合があると書いています
- 理由は、定時に出発するためと、棚から荷物が落ちてけがをするのを減らすためです
スーツケースも扱いは同じです。超えたときの扱いの書き方はバッグの種類で分かれていないので、膨らんだリュックを棚に押し込む形になるなら、規定内でも預けになりえます。
重さは、手荷物と身の回り品の合計で見ます。2個に分けても、合計の重さは変わりません。
当日あわてないために、前日までに何をする?
前日までに「測る→減らす・分ける→それでも超えるなら預けを手配する」を済ませれば、搭乗口で追加料金を払う場面を避けられます。
- 荷物を入れた状態で、外ポケット・持ち手まで含めて3辺と重さを測ります
- 超える・ぎりぎりなら、まず荷物を減らすか、身の回り品へ分けます。それでも超えるなら預けます。分けても重さは2個の合計で、ANAは身の回り品を40×30×20cm以内と決めています(2026年7月1日搭乗分から)
- 預けるなら、LCCは予約画面で事前に買います。JAL・ANA・スカイマークは予約した運賃の預けの枠を確かめ、空港ではANAの国内線なら保安検査場の前、スカイマークなら手荷物カウンターで預けます
- 預けの締切時刻を、乗る社の公式ページで確かめます(例:スカイマークは出発の20分前まで、羽田発は30分前まで)
結局どうする?条件別の結論
規定に収まるが、詰めるとぎりぎりの人
1〜2点を身の回り品へ移すか、荷物を減らします。規定内でも棚に入らなければ預けになる場合があります。これで収まるなら、買い替えは要りません。減らしても超えるなら、下のとおり出発前に預けを手配します。
LCC(Jetstar・Peach・Spring)で、減らしても規定を超える人
予約画面で預けを先に買います。SpringとPeachは事前に買うのがいちばん安く、Jetstarも事前に買うほうが安いと案内しています。JetstarとSpringは、搭乗口が空港の窓口より高くなります。Jetstarは、便によって超えた荷物を運ぶ場所が足りないこともあります。
JAL・ANA・スカイマークで、減らしても規定を超える人
予約した運賃の預けの枠で、最初からカウンターで預けます。枠は予約画面で確かめます。
ZIPAIRで重さだけ超える人
出発の24時間前までに追加料金を払い、15kgまで機内に持ち込みます。当日の空港では払えないので、前日までに済ませます。
今回の旅行だけ超える人
買い替えずに預けます。かかるのは今回の預けの1回分だけで、額は料金の表のとおりです。
毎回収まらず、次も機内持ち込みで行きたい人
買い替えを考えます。容量ではなく外寸で、乗る社の規定に収まる機種を選びます。条件別の選び方は、下の関連記事にまとめています。
よくある質問
- 機内持ち込みのリュックがサイズオーバーだとどうなりますか?
- 預け荷物として貨物室に回ります。預ける場所は社で違い、ANAは保安検査場の前で、JAL・Jetstar・Springは搭乗口でも預けになる場合があります。
- サイズオーバーの追加料金はいくらですか?
- 預けの料金になります。額を公表している社は、事前に買うより空港で払うほうが高く、搭乗口がいちばん高い社もあります。社ごとの額は料金の表のとおりです。JAL・ANA・スカイマークは、予約した運賃の預けの枠で預けます。
- リュックを潰せば機内に持ち込めますか?
- 潰せば持ち込める、と書いている航空会社はありません(この記事の7社)。測る範囲には、ポケットや持ち手が入ります。
- 規定内なのに預けになることはありますか?
- あります。自分で棚に上げられない・棚に入らない荷物は、規定内でも預けになる場合があります。2026年4月1日からの業界統一のルールです。
- スーツケースがサイズオーバーのときも同じですか?
- 同じです。超えたときの扱いの書き方はバッグの種類で分かれておらず、超えたら預け、規定内でも棚に入らなければ預けになる場合があります。
まとめ
規定を超えたリュックは預け荷物に回り、払うなら出発前に手配するほうが安く済みます。
潰して通す前提にせず、家で荷物を入れた状態で測り、ぎりぎりなら減らすか分け、それでも超えるなら出発前に預けを手配します。手持ちのリュックを買い替えるのは、毎回収まらないときだけです。
関連記事
- 機内持ち込みリュック、結局どれを選ぶ?(毎回収まらない人が、規定に収まる機種を条件別に選ぶ)
- 受託手荷物は何kgまで?(預けると決めた人が、社ごとの重さ・個数を確かめる)
出典
本文の規定と料金は、下の公式ページで2026年10月29日に確認したものです。規定・料金は変わることがあるため、出発前に利用する航空会社の公式ページと予約画面で最新の内容を確認してください。
- 定期航空協会 プレスリリース(2026年3月25日):2026年4月1日から国内線・国際線に適用する業界統一ガイドライン(自分で上の棚に収納できるサイズ・重さ、適切に収納できない手荷物は貨物室へ預かる場合がある、サイズにハンドル・キャスター等を含む、重さは手荷物と身の回り品の総重量、背景=定時性の確保と落下による受傷リスクの低減)
- JAL「機内持ち込みお手荷物(国内線)」:100席以上は55×40×25cm以内・3辺合計115cm以内、100席未満は45×35×20cm以内・100cm以内、合計10kg、付属品(ハンドル、ポケット、キャスターなど)を含む、規定を超える・適切に収納できない手荷物は搭乗ゲートや機内で貨物室に預かる場合、特別旅客料金で座席を購入する扱い
- JAL 国際線の機内持ち込み手荷物のページ:サイズを超える・適切に収納できない手荷物は搭乗ゲート・客室内で受託手荷物として貨物室に預かる場合
- JAL「国内線 お預けのお手荷物」:1人20kgまでの預け
- ANA「機内に持ち込める手荷物のサイズとルール(国内線)」:100席以上は55×40×25cm以内かつ3辺合計115cm以内、100席未満は45×35×20cm以内かつ100cm以内、合計10kg、キャスターやハンドルの長さを含む、サイズを確認するゲージ、制限を超えた手荷物は保安検査場を通る前に預ける、サイズ以内でも客室に収納できなければ貨物室に搭載する場合、座席占有手荷物料金、身の回り品40×30×20cm以内
- ANA 国際線の機内持ち込み手荷物のページ:国内線と同じ規定と、超えたときの扱い
- ANA「機内持ち込み手荷物および身の回り品に関するお願い」:身の回り品は2026年7月1日搭乗分から40×30×20cm以内
- ANA 国内線の預け手荷物のページ:エコノミークラスは1個23kgまで、個数は購入した運賃で異なる
- スカイマーク「機内持込手荷物」:55×40×25cm・3辺合計115cm以内・合計10kg、規定を超える手荷物はあらかじめ手荷物カウンターで預ける、適切に収納できない手荷物は貨物室で預かる場合
- スカイマーク 預け手荷物のページ:1人20kgまで、出発の20分前(羽田発は30分前)までに預ける
- Peach「機内持ち込み手荷物について」:3辺合計115cm以内(キャスター・ハンドル・ポケット等の長さも含む)・合計7kg、超える場合は受託手荷物料金を払って預ける、規定サイズ内でも収納スペースに収まらなければ預かる、係員が実測で確かめることがある、同意しない場合は搭乗を断ることがある
- Peach 手数料・料金のページ:国内線ミニマム運賃の受託手荷物1個目(20kgまで)はウェブ2,000円・コンタクトセンター/空港カウンター3,100円、国際線は行き先の区分ごとの額
- ジェットスター 機内持ち込み手荷物のページ:合計7kg、56×36×23cm(ハンドル、ポケット、キャスターなども含む)、規定を超える手荷物は受託手荷物として預け追加料金がかかる
- ジェットスター 空港での超過手荷物料金のページ:搭乗ゲートで規定を超えていた場合は1個ごとに料金を払って預ける、運ぶスペースが足りない場合があること、国内線の受託手荷物15kgまで空港カウンター4,600円・搭乗ゲート5,500円(事前購入していなければ15kg未満でも15kg分)、15kg超は1kgごとに1,000円
- ジェットスター 受託手荷物のページ:事前購入がおトク、空港での追加購入は割高
- スプリング・ジャパン「機内持ち込み手荷物(国内線)」:3辺合計115cm以内・56×36×23cm・合計7kg、制限を超える手荷物は搭乗手続カウンターで預ける、搭乗口では所定の料金で預かる
- スプリング・ジャパン 国際線の機内持ち込み手荷物のページ:国内線と同じ規定と、超えたときの扱い
- スプリング・ジャパン 手荷物料金のページ:10kgまでの預けは2026年12月20日搭乗分まで公式サイト/コールセンター1,500円・空港カウンター3,000円・搭乗口4,000円、12月21日搭乗分から通常期2,000円・4,000円・5,000円(繁忙期はさらに上がる)、5kg刻み
- ZIPAIR 手荷物のページ:1個目55×40×25cm・2個目35×45×25cm、合計7kg、サイズ・個数の超過は受託手荷物で預ける、重さは出発24時間前までの追加料金で合計15kgまで(当日空港では支払い不可)、受託手荷物は1個目から有料(Web成田〜ソウル4,000円)、コンタクトセンター・空港カウンターでは事務手数料1,000円
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