ヘアアイロンは飛行機に持ち込める?コード式は制限なし。コードレスは「電池を外す」か「フライトモード」で決まる

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この記事の結論
  • コード式(コンセント式):持ち込みも預けも制限なし。USBコードで電池を内蔵しないタイプも同じ
  • コードレス(電池式):電池が外せる、またはフライトモードなどで電池と熱源の回路を分けられるなら可。預けの扱いは航空会社で違う
  • 電池が外せず回路も分けられない製品:国交省は持ち込み・預けとも不可。Peachも不可
  • ガス式(本体にガスを充てんして加熱するもの):炭化水素ガスで、熱源に安全カバーを付けたものだけ。予備のガスカートリッジは持ち込みも預けも不可
  • 外したリチウムイオン電池は預けず機内へ。定格量(電池の容量。単位はWh)が160Whを超える電池は機内にも持ち込めない

条件の細部は航空会社ごとに違うため、このページで、自分のヘアアイロンの種類から乗る航空会社の扱いまでを確かめられます。海外の電圧に合うか、変圧器が要るかを知りたい方は、先に海外でヘアアイロンを使うときの電圧と変圧器をお読みください。

ヘアアイロンは機内に持ち込める?預けられる?

コード式は持ち込みも預けも制限なし。コードレスとガス式は条件つきで可です。基準は国土交通省のリーフレットで、ヘアアイロンは「コンセント式」「電池式」「ガス式」の3種類に分けられています。

国交省は、電池式のヘアケア製品を「不慮の動作で高温になり、火災に発展するおそれのある危険物」に当たるとして注意を促しています。コードレス製品が危険物に当たるという認識がないまま運ばれる事案が起きているためです。

表1:ヘアアイロンの種類別の可否(国土交通省のリーフレット、2026年11月7日確認)
種類 機内持ち込み 預け入れ 条件
コード式(コンセント式) 可 可 なし。電池を内蔵しないUSBコードタイプも同じ
電池式で、電池と熱源を分けられる 条件付きで可 条件付きで可 電池を外す、またはフライトモードなどを設定する。外した電池は端子の保護などで短絡(ショート)を防ぐ
電池式で、電池と熱源を分けられない 不可 不可 電池も熱源も本体に固定され、フライトモードなどの機能もない場合
ガス式 条件付きで可 条件付きで可 炭化水素ガスを充てん、アイロン部に安全カバーを装着。予備のガスカートリッジは持ち込み・預けとも不可

※ 国土交通省の表示です(2026年11月7日確認)。規定は変わることがあるため、乗る航空会社の公式ページで最終確認してください。

最初にすることは、手持ちのヘアアイロンがどの種類かを、説明書か本体の表示で決めることです。

コードレス(充電式)のヘアアイロンは、飛行機に持ち込める?

電池を外すか、フライトモードなどで電池と熱源の回路を分けられれば、持ち込めます。国交省の条件は「熱を発生する部分と電池を分ける」か「同等の機能を持つフライトモードなどの設定をする」の2つです。

注意したいのは、電源を切るだけでは足りないことです。JAL国内線のQ&Aは、不可の例に「本体の電源を切る」「アイロン部分の開閉ロックをかける」だけの状態を挙げています。

電池が外せないときの扱いは、航空会社で分かれます。表2は、各社の公式の文言を社ごとに並べたものです。

表2:コードレスヘアアイロンの扱い(2026年11月7日時点の各公式の表示)
基準・航空会社 電池が外せる場合 電池が外せない場合 外した電池
国土交通省(基準) 持ち込み・預けとも可(条件付き) フライトモードなどで回路を分けられれば可。分けられなければ不可 短絡を防ぐ。リチウムイオンは機内のみ・160Wh超は不可
ANA(国内線・国際線) 電池を外せば、持ち込み・預けとも可 同等の機能を持つフライトモードなどを適切に設定すれば、持ち込み・預けとも可 国際線のページは「取り外したリチウム電池は機内持ち込みのみ」
JAL(国内線) 電池を外せば、持ち込み・預けとも可 フライトモード・機内モードなどで電気回路を遮断できる場合のみ可。分けられない製品は不可 取り外した電池は機内へ
Peach リチウムイオン電池は160Wh以下のみ機内持ち込み(本体は預け可)。ほかの電池は外して短絡を防げば持ち込み・預け可 持ち込み・預けとも不可 リチウムイオンは160Wh以下のみ機内

※ 国土交通省、ANA、JAL、Peach公式の表示です(2026年11月7日確認。Peachは公式の英語FAQ)。規定は変わることがあるため、乗る航空会社の公式ページで最終確認してください。

同じ「電池が外せない」でも、ANAとJAL国内線はフライトモードなどがあれば可、Peachは不可です。表にない航空会社に乗るときは、その会社の公式ページを見てください。

説明書で見るのは2点です。電池が取り外せるか、フライトモード(機内モード)などの機能があるか。どちらも当てはまらない、または説明書で分からないときは、メーカーか乗る航空会社に問い合わせます。

国内線と国際線で、ヘアアイロンの扱いは違う?

種類別の可否は、国内線と国際線でほぼ変わりません。ANAは、ヘアアイロンの節が国内線ページと国際線ページで同じ文面です。

国際線で増える条件は、液体物の制限です。国交省のリーフレットは、国際線では1L以下のジッパー付き無色透明袋に入らない場合は持ち込めない、と注記しています。ガス式を持っていくときは、この点を見てください。

国内線でも、LCCのPeachのように扱いが分かれる会社があります。国際線のJALなど、表に載せていない便に乗るときは、その航空会社の手荷物のページでヘアアイロンの項を見てください。乗り継ぎがあるなら、乗り継ぎ先の国のルールもその会社に確かめます。

電池の容量(Wh)は、どう確かめる?

定格容量(Ah)に定格電圧(V)を掛けると、Whが出ます。リチウムイオン電池は、定格量が160Whを超えると機内にも持ち込めません(国交省)。

容量がmAh表記のときは1000で割ってAhにします。たとえば定格電圧3.7Vで10,000mAh(10Ah)なら、10×3.7=37Whです。

本体や電池に容量と電圧が書かれていれば、その2つの数字を見ます。Peachは、定格量や電圧の表示がない製品はメーカーに問い合わせるよう案内しています。

ヘアアイロンを預けるときに気をつけることは?

預ける前に済ませるのは、電池を外す(またはフライトモードにする)ことと、外した電池を手荷物に移すことの2点です。預けられる条件は、種類と航空会社で次のとおりです。

外した電池は、国交省の例にあるように、バッテリーケースに入れる、端子に絶縁テープを貼る、複数の電池や金属品と同じ袋に入れない、のいずれかで短絡を防ぎ、機内に持ち込みます。

電源を切るだけ、開閉ロックをかけるだけでは、JAL国内線では回路を分けたことになりません。

日本発と扱いが違う国はある?

あります。米国発とJALのソウル(金浦)発では、コードレスは預けられません。日本発の規定がそのまま世界共通ではありません。

表3:日本発と扱いが違う出発地の例(2026年11月7日時点の公式の表示)
出発地 電池式・ガス式の機内持ち込み 預け入れ 出典と注意
米国 リチウム電池を含む、またはガス・ブタン燃料のコードレスは機内持ち込みのみ可 不可 TSA(更新2023年3月29日)、FAA(更新2023年2月22日)。コード式は規制なし。最終判断はTSA職員
ソウル(金浦) 熱源を取り外せるタイプ、フライトモード付きは可(カウンターで申告)。取り外せないタイプは不可 不可 JALのお知らせ(2026年7月7日付)。現地国土交通部の指示で日本発と異なる

※ TSA、FAA、JAL公式の表示です(2026年11月7日確認)。規定は変わることがあるため、帰りの便の航空会社の公式ページで最終確認してください。

ANAやJAL国内線は、条件を満たせば預けも認めています。これに対して、表3の出発地では預けられません。

往復とも日本発とは限らない旅行では、帰りの便の航空会社の公式で、現地発のヘアアイロンの扱いを確かめてください。表3の出発地から乗るときは、コードレスは預けずに機内へ持ち込みます。金浦発で持ち込めるのは、熱源を取り外せるタイプとフライトモード付きだけです。

結局、自分のヘアアイロンはどうすればいい?使い方別の結論

自分のヘアアイロンの種類で、次のように決めます。

よくある質問

コード式のヘアアイロンは機内に持ち込める?預けられる?
国交省のリーフレットでは、持ち込みも預けも制限なしです。USBコードで電池を内蔵しないタイプも同じです。
コードレスのヘアアイロンは預けられる?
電池が外せる、またはフライトモードなどで回路を分けられるなら、ANAとJAL国内線は預けられます。Peachは電池が外せなければ不可です。乗る航空会社の公式で確かめてください。
電源を切れば、コードレスでも大丈夫?
JAL国内線は、「本体の電源を切る」「アイロン部分の開閉ロックをかける」だけの状態を不可の例に挙げています。
国際線では何が違う?
種類別の可否は国内線とほぼ同じです。ガス式は、1L以下の透明袋に入らない場合は持ち込めません。米国・ソウルなど、出発地の国のルールで扱いが変わることもあります。
外した電池は預けていい?
外したリチウムイオン電池は預けず、機内に持ち込みます(国交省・ANA国際線・JAL国内線)。定格量が160Whを超えるものは機内にも持ち込めません。

まとめ

コード式なら、そのまま荷造りして大丈夫です。コードレスは、電池が外せるか、フライトモードなどで回路を分けられるかで決まります。

次の行動は、説明書か本体の表示で、電池が外せるか、フライトモードがあるかを見ることです。そのうえで、乗る航空会社の公式ページで扱いを確かめてから荷造りします。どちらも当てはまらないときは、乗る航空会社に問い合わせます。

出典

本文の規定は、下の公式ページで2026年11月7日に確認したものです。規定は変わることがあるため、出発前に利用する航空会社の公式ページで最新の内容を確認してください。

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