飛行機に持ち込み禁止のものは?機内・預けの可否を品目別に早見
公開日 出典10件(2026年11月7日確認)
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写真: Anete Lusina(Pexels)
- 持ち込みも預けもできないのは、ガス・火薬・毒性のもの・引火性の液体。カセットボンベ、ライター用燃料、殺虫剤、花火は家に置いていく
- ライターとモバイルバッテリーは機内だけ。預けのスーツケースには入れず、手荷物に入れる
- ヘアスプレーのような普通のスプレーは、持ち込みも預けもできる。1容器0.5L以下、合計2Lまで
- カッター・ナイフ・工具は預けだけ。手荷物には入れない
スーツケースに詰め終えたあとで、ヘアスプレー、ライター、モバイルバッテリー、キャンプ用のガスをどこに入れればよいのか分からなくなる。飛行機に持ち込めないものを、機内持ち込みと預け入れの可否で品目別にまとめました。2026年11月時点、国土交通省の品目表(令和8年4月24日更新)とANA・JALの案内で確認しています。液体の量(100ml・1Lの袋・スプレーの本数)を知りたい方は、先に機内持ち込みの液体のルールをお読みください。航空会社や渡航先によって、ここに書いた内容より厳しい場合があります。
飛行機に持ち込めないものは?機内・預けの可否
持ち込みも預けもできないのは、ガス・火薬・毒性のもの・引火性の液体です。ライターと電池は機内だけ、刃物と工具は預けだけです。下の表1〜4で、手持ちの品を引いてください。
表1が両方不可、表2が機内だけ、表3が預けだけ、表4が両方できる・条件つきです。凡例は、○=できる、×=できない、△=条件つきです。
| 品目 | 機内持ち込み | 預け入れ | 条件 |
|---|---|---|---|
| ライター用燃料 | × | × | ガス・オイルとも不可 |
| カセットボンベ・ガスボンベ | × | × | キャンプ用、ガスカートリッジも同じ |
| スポーツ用酸素缶 | × | × | 医療用の酸素ボンベは別の扱い |
| 引火性ガスのスプレー | × | × | 塗料・潤滑油・防塵・スキーWAXなど、LPガス・DMEガスを使うもの |
| 熊よけ・催涙スプレー | × | × | ペッパースプレーも同じ |
| 殺虫剤・農薬 | × | × | 量にかかわらず不可 |
| 漂白剤・強力カビ取り剤 | × | × | 「塩素系」「混ぜるな危険」の表示がある洗剤も |
| ペンキ・シンナー・ガソリンなど | × | × | 灯油・塗料・ニス・ベンジン・軽油も同じ |
| 花火・クラッカー | × | × | 量にかかわらず不可 |
| アルコール飲料(70%超) | × | × | 度数が高い酒類 |
| 加熱式弁当・オイル式携帯カイロ | × | × | 加熱の前後どちらも不可(JAL) |
| 電動の乗り物 | × | × | ホバーボード・電動スケートボードなど |
| 吸収剤なしのオイルライター・ターボライター | × | × | 青い炎のターボライター、ジェット・ブルーフレーム式も同じ |
| 品目 | 機内持ち込み | 預け入れ | 条件 |
|---|---|---|---|
| ライター・安全マッチ | ○ | × | 身につけて1個まで(ライターとマッチ合わせて) |
| モバイルバッテリー | ○ | × | 2個まで。機内で充電しない |
| 予備電池(カメラ等) | ○ | × | 100Wh以下はANAでは1人20個まで、100Wh超〜160Whは2個まで |
| 電子たばこ | ○ | × | 機内で使用・充電不可。加熱式も同じ扱い(JAL) |
| 品目 | 機内持ち込み | 預け入れ | 条件 |
|---|---|---|---|
| ナイフ類・剃刀・カッター | × | ○ | T字剃刀・電動シェーバーは持ち込める |
| 工具 | × | ○ | ドライバー・スパナ・ハンマー等。携帯用の小型セットも持ち込み不可 |
| バット・ゴルフクラブ等 | × | ○ | ホッケー・ラクロスのスティックも同じ |
| 先端が著しく尖ったもの | × | ○ | アイスピック・ダーツの矢・釘など。裁縫針・安全ピン・傘は持ち込める |
| 缶切り・ワインオープナー・ピーラー | × | ○ | ペットボトルオープナーも同じ |
| はさみ | △ | ○ | 先が尖らず、刃が6cm以下なら持ち込める |
| 品目 | 機内持ち込み | 預け入れ | 条件 |
|---|---|---|---|
| 化粧品・医薬品のスプレー | ○ | ○ | ヘアスプレー等。1容器0.5L以下、合計2Lまで |
| スマホ・PCなどの内蔵電池 | ○ | ○ | 預けるときは電源を完全に切る |
| アルコール飲料(24%以下) | ○ | ○ | お店で売っている容器のままなら数量制限なし |
| アルコール飲料(24%超〜70%以下) | ○ | ○ | 1人5Lまで。お店で売っている容器のままに限る |
| ドライアイス | ○ | ○ | 冷却用だけ、1人2.5kgまで |
| ヘアアイロン | ○ | ○ | コンセント式・ガス式。ガス式は安全カバーを付ける |
| コードレスのヘアアイロン | △ | △ | 電池を外せるときだけ。外した電池は持ち込みのみ |
※ 表1〜4は、国土交通省の品目表(令和8年4月24日更新)と、ANA・JALの公式の表示です(2026年11月7日確認)。規定は変わることがあるため、出発前に利用する航空会社の公式ページで最終確認してください。
表にない品は、搭乗する航空会社に事前に聞いてください。国土交通省は、代表例にないものも危険物と判断されて運べないことがあると案内しています。
ライターは機内に持ち込める?預けるのは?
ライターは身につけて機内に持ち込みます。預けるスーツケースには入れられません。ライターと安全マッチを合わせて1個までです。
持ち込めるのは、喫煙用の使い捨てライター、ガス注入式ライター、吸収剤が入ったオイルライター、安全マッチです。
- 吸収剤のないオイルライターと、青い炎が出るターボライターは、持ち込みも預けもできない
- ライター用の燃料(ガス・オイル)も、持ち込みも預けもできない
ポケットかバッグに入れて手荷物で運ぶ、と覚えておけば迷いません。
ヘアスプレー・スプレー缶は持ち込める?
化粧品・医薬品のスプレーは、持ち込みも預けもできます。1容器0.5L以下、1人合計2Lまでです。
- 対象はヘアスプレー、制汗スプレー、日焼け止め、消毒、冷却スプレーなど
- 化粧品・医薬品・スプレー缶を合わせて、合計2L(kg)まで
- 噴射弁(ノズル)はキャップなどで保護する
- 国際線は、これとは別に液体物の制限(100ml以下の容器を透明な袋に入れる)がかかる
例外は、持ち込みも預けもできないスプレーです。
- LPガス・DMEガスを使う塗料、潤滑油、防塵スプレー、スキーのWAX
- 熊よけ、催涙スプレー
- 殺虫剤
どちらか迷うときは、缶の表示(成分や「引火性」の表示)を見て、搭乗する航空会社に聞いてください。
スーツケースに入れてはいけないもの(預け入れ)は?
預けるスーツケースに入れられないのは、両方不可の品に加えて、ライター・モバイルバッテリー・予備電池・電子たばこです。この4つは手荷物へ移します。
- 手荷物へ移すもの:ライター、モバイルバッテリー、予備電池、電子たばこ
- モバイルバッテリーは2個まで。預けられず、機内で充電しない
- スマホ・PCなどの内蔵電池は、預けるなら電源を完全に切る(スリープは不可)。衝撃で動かないよう保護する
- アルコールとドライアイスは預けられる。ただし数量や目的に条件がある(表4のとおり)
荷造りの最後に、この4品がスーツケースに紛れていないかを確かめてください。入れ替えるだけで、荷造りをやり直す必要はありません。
国際線も同じ?海外で追加の制限はある?
日本の空港を出発する便は、国内線も国際線も同じ品目表で判断します。国際線は液体物の制限が加わり、外国の空港からの便や渡航先では別のルールになります。
- 液体物:100ml(g)以下の容器を、ジッパー付きの透明袋(1L以下)に入れて、1人1袋
- 国土交通省の注記:国際線は外国当局の規則で制限される場合がある。航空会社の社内規則で、より厳しいこともある
- ANAの案内:各国の法令により、罰則・罰金が課せられる場合がある
- JALの案内:海外からの出発時に凶器類が保安検査場で見つかると、その国の法律で罰金を課されることがある
渡航先と搭乗する航空会社の案内を、出発前に確かめてください。
持ち込めないものを持ってきたら?罰則はある?
保安検査場で見つかると、その場で放棄することになります。危険物の機内持ち込みは航空法違反で、罰則(2年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金)が定められています。
- 罰則の対象:爆発や発火のほか、人に危害を与えるおそれがある物(危険物)を機内に持ち込んだとき(航空法86条・149条の3)
- 放棄:政府広報オンラインは、空港のロッカーに預ける時間がなければ、その場で放棄せざるを得ないと案内している。ANAは保安検査場の回収の箱などでの廃棄を案内している
- 持ってきてしまったと気づいたら:国土交通省は、近くの係員への申し出を案内している
- 宅配便などの航空貨物でも、運べない場合がある
放棄するとわかっているものは、最初から家に置いていくのが損のない選び方です。
結局、何を持っていく?使い方別の結論
荷造りの前に、表1〜4で手持ちの品を引いてください。両方不可の品は家に置き、機内だけの品は手荷物へ、預けだけの品はスーツケースへ入れます。次の分岐で決められます。
- ガス缶・ライター用燃料・花火・殺虫剤・塩素系の洗剤を入れようとしている人は、家に置いていく。持ち込みも預けもできず、現地で必要なら現地で買う
- ライター・モバイルバッテリー・予備電池を持っていく人は、預けのスーツケースに入れず、手荷物に入れる。ライターは身につけて1個まで
- ヘアスプレー・制汗・日焼け止めを持っていく人は、普通のスプレーなら持ち込みも預けもできる。1容器0.5L以下、合計2Lまで。国際線は、100ml以下の袋に入る分だけを手荷物に
- カッター・ナイフ・工具・ゴルフクラブを持っていく人は、手荷物には入れず、預けるスーツケースへ
- 表にない品がある人は、航空会社に事前に聞く。荷造りで悩み続ける必要はなく、新しく何かを買う必要もない
よくある質問
- 飛行機に持ち込みも預けもできないものは?
- ガス・火薬・毒性のもの・引火性の液体です。カセットボンベ、ライター用燃料、殺虫剤、漂白剤、花火、ガソリンなどが当たります。表1で確かめてください。
- ライターは預けられますか?
- 預けられません。身につけて機内に持ち込み、ライターとマッチ合わせて1個までです。
- ヘアスプレーは飛行機に持ち込めますか?
- 持ち込めます。預けも可能です。1容器0.5L以下、合計2Lまでで、国際線は液体物の制限も加わります。
- スーツケースに入れてはいけないものは?
- 両方不可の品に加えて、ライター、モバイルバッテリー、予備電池、電子たばこです。この4つは手荷物に入れます。
- 国際線でも同じですか?
- 日本の空港を出発する便は、国内線と同じ品目表で判断し、液体物の制限が加わります。外国の空港からの便や渡航先は、別のルールです。
まとめ
持ち込めないものは「両方不可」「機内だけ」「預けだけ」の3つに分かれます。ガスと毒性のものは家に置き、ライターと電池は手荷物へ、刃物と工具は預けるスーツケースへ入れます。
ヘアスプレーのような普通のスプレーは、持ち込みも預けもできます。今は何も買わなくてかまいません。
関連記事
- モバイルバッテリーの機内持ち込みの規定(個数・Wh換算・機内での使い方を確かめるときはこちら)
出典
本文の規定は、下の公式ページで2026年11月7日に確認したものです。規定は変わることがあるため、出発前に利用する航空会社の公式ページで最新の内容を確認してください。
- 国土交通省 機内持込み・お預け手荷物の制限がある品目:品目の入口ページ。航空会社ごとに、より厳しいルールがある場合の案内
- 国土交通省 制限がある品目の代表例(PDF・令和8年4月24日更新):スプレー・アルコール・電池・刃物・工具などの可否と数量、代表例にない品も危険物とされること
- 国土交通省 ヘアケア製品の取り扱い(PDF):コードレスのヘアアイロンは熱源と電池を分離できるときだけ可
- 政府広報オンライン 飛行機へ持ち込めないもの(2026年版):ライターの個数、電池の扱い、見つかったときはその場で放棄すること
- e-Gov 航空法:第86条(危険物の機内持ち込み禁止)、第149条の3(2年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金)
- ANA 国内線 条件があるもの(2026年4月24日より適用):ライター、引火性ガスのスプレー、電動の乗り物、予備のリチウムイオン電池の個数(100Wh以下は1人20個まで、100Wh超160Wh以下は2個まで)
- ANA 国際線 お預け・機内持ち込みできないもの:ガスボンベ、ライター用燃料、花火、殺虫剤、危険物は放棄品箱で廃棄、各国の法令による罰則・罰金
- JAL 国際線 制限のあるお手荷物:加熱式弁当、液体物の制限、海外出発時の凶器類と罰金
- JAL よくあるご質問 スプレー(国際線):化粧品・医薬品のスプレーの数量、引火性ガスのスプレーは不可
- JAL よくあるご質問 電子たばこ(国際線):加熱式も電子たばこと同じ扱い
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