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機内持ち込みの液体、結局何mlまでOK?どの便も品目ごとの数量規定、国際線はさらに100ml×1袋
写真: Tara Winstead(Pexels)
機内持ち込みの液体物ルールは2層になっています。化粧品類・医薬品類・スプレー缶は合計2L(2kg)まで、酒類は度数によって上限が変わるという数量規定は、国内線にも国際線にもかかります。国際線ではこれに加えて、100ml以下の容器を1L以下の透明な袋にまとめて1人1袋までというルールがあります。このページでは、自分の便で確認すべき数量を早見表で整理します。
- 国際線は、1容器100ml以下・総量1L以下の透明で再封可能な袋に1人1袋までが基準(これに加えて下記の数量規定もかかる)
- 化粧品類・医薬品類・スプレー缶は、国内線・国際線を問わず合計で1人2L(2kg)まで。国内線ではこれが唯一の上限
- 酒類は度数で上限が変わる(国内線・国際線共通)。24%以下は制限なし、24〜70%は5Lまで、70%超は持ち込み・預けとも不可
- 「ジップロック」はブランドの通称。透明・再封可能・1L以下の3条件を満たせば他社製品でもよい
国際線の液体物ルール
国際線は、1容器100ml以下の液体を、総量1L以下の透明で再封可能な袋(1人1袋まで)にまとめれば機内へ持ち込めます。日本を出発するすべての国際線の客室内持ち込みに適用されるルールで、受託手荷物(預け荷物)には適用されません。
対象は水・シャンプー・化粧水などの液体だけでなく、ジェル状・エアゾール状のもの、プリンやヨーグルトのように容器に入れないと形が保てない半液体状の食品も含まれます。
容器自体が100mlを超えていると、中身が少なくても持ち込めません。保安検査場で見つかると廃棄を求められるため、100ml超の容器に入った液体は預け荷物に入れておく必要があります。
どの便でも共通:化粧品・お酒の量の上限
化粧品類・医薬品類・スプレー缶・酒類の数量規定は、国内線・国際線を問わずすべての便にかかります。化粧品類・医薬品類・スプレー缶は合計で1人2L(2kg)まで、酒類は度数によって上限が変わります。国内線を利用する方にとっては、これが唯一の液体の上限です。
これは国際線の「100ml/1Lジップ袋」ルールとは別の法体系(危険物規則)にもとづく数量制限で、機内持ち込みと預け荷物の両方に適用されます。国際線を利用する方は、この数量規定に加えて、前の見出しで説明した100ml/1Lのルールも守る必要があります。
| 品目 | 上限 | 持ち込み | 預け | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 化粧品類(ヘアスプレー・化粧水・香水・制汗スプレー・消毒/除菌剤・家庭用洗剤等) | 1容器0.5L(0.5kg)まで | ○ | ○ | 医薬品類・スプレー缶と合算して1人の上限を計算(下記の注記参照) |
| 医薬品類(消炎鎮痛剤・虫除け・殺菌消毒剤・コールドスプレー等) | 1容器0.5L(0.5kg)まで | ○ | ○ | 化粧品類・スプレー缶と合算して1人の上限を計算(下記の注記参照) |
| スプレー缶(上記2品目を除く、引火性・毒性ガス不使用のもの) | 1容器0.5L(0.5kg)まで | ○ | ○ | 化粧品類・医薬品類と合算して1人の上限を計算(下記の注記参照) |
| 酒類(アルコール度数24%以下) | 制限なし | ○ | ○ | 小売容器のまま。水筒等への移し替えは不可 |
| 酒類(24%超〜70%以下) | 1人5L以下 | ○ | ○ | — |
| 酒類(70%超) | 持ち込み・預けとも不可 | × | × | — |
| 引火性液体等(ガソリン・灯油・軽油・シンナー・ベンジン等) | 持ち込み・預けとも不可 | × | × | — |
※ 化粧品類・医薬品類・スプレー缶(表の1〜3行目)は、1容器あたりの上限に加えて、3品目の合計で1人2L(2kg)以内に収める必要があります。
※ この数量規定は国内線・国際線を問わずすべての便の持ち込み・預け荷物にかかります(国際線の100ml/1Lルールは機内持ち込みのみが対象で、預け荷物には適用されません)。
※ 出典:国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」PDF(令和8年4月24日更新)。
国際線と国内線、何が違う?
化粧品類・医薬品類・スプレー缶の合計2L/2kg、酒類の度数別上限という数量規定は、国内線・国際線どちらの便にもかかります。国際線ではこれに加えて、容器100ml以下・袋1L以下という制約が上乗せされます。下の表で品目別に対比します。
| 品目 | 国際線(100ml/1Lルール) | 国内線・国際線共通(数量規定) |
|---|---|---|
| 化粧品類(シャンプー・化粧水等) | 1容器100ml以下×1L袋1つまで。超える分は預け入れへ | 容器サイズの制限なし。医薬品類・スプレー缶と合わせて1人合計2L/2kgまで |
| 医薬品類 | 100ml/1Lの対象外(必要な量まで) | 化粧品類・スプレー缶と合わせて1人合計2L/2kgまで |
| 酒類 | 1容器100ml以下×1L袋の対象(免税店購入分を除く) | 24%以下は制限なし、24〜70%は1人5Lまで、70%超は持ち込み・預けとも不可 |
凡例:100ml/1Lルールは日本を出発するすべての国際線の客室内持ち込みに適用されます(受託手荷物には適用されません)。国内線には「100ml以下の容器」「1Lジップ袋」という制約は存在しません。右の列の数量規定は国内線だけでなく国際線にもかかるので、国際線の人は左右両方の列を満たす必要があります。
ジップロックじゃなくてもいい?
ブランドは問いません。透明・再封可能・1L以下という3条件を満たしていれば、市販の別ブランドの袋でも保安検査を通過できます。
透明なのは中身を目視で確認するため、再封可能なのは開封して検査するためです。冷凍食品用のジッパー付き保存袋でも条件を満たせば使えます。
成田国際空港は、袋のサイズの目安を「縦20cm以下×横20cm以下(マチ付きは不可)」として案内しています。ただしこれは空港側の運用目安で、国の法的要件はあくまで「透明・再封可能・容量1L以下」の3点です。
目薬・常備薬・ベビー用ミルクは対象になる?
医薬品や乳幼児用のミルク・ジェル状フードは例外扱いで、100ml/1Lの制限を受けずに必要な量まで持ち込めます。
処方薬だけでなく、処方箋のない一般用医薬品も対象です。機内で必要であることの証明として、処方箋の写しや薬袋、診断書の提示を求められることがあります。
乳幼児が搭乗する場合の小児用ミルク・ジェル状フード、食餌療法用の食品も同様に必要な分量まで持ち込めます。いずれも「到着地までの旅程上必要な量」が上限で、大量の持ち込みは認められません。
免税店で買ったお酒・化粧品、乗り継ぎ便への持ち込みは?
保安検査後のクリーンエリアで購入した免税品は、100ml制限を受けずに機内へ持ち込めます。ただし乗り継ぎ先の保安検査は、その国のルールに従って行われます。
欧米など液体物規制を導入している国で乗り継ぐ場合、免税品であっても現地のルールで検査され、受託手荷物にできなければ没収されることがあります。
乗り継ぎがある人は、液体の免税品を買う前に、乗り継ぎ空港で没収されない包装(STEBs=保安措置済み袋)に対応しているかを購入店で確認してください。確認できなければ、最終区間の前には買わないほうが安全です。対応している場合は、STEBsに封入して購入すれば100ml超の液体物でも乗り継ぎ先の保安検査を通過しやすくなります。ただし乗継地の保安検査前に開封すると開封痕が残り、通過できなくなる点に注意してください。
海外で購入した液体物を日本で乗り継ぐ場合も、受託手荷物にできなければ保安検査場で廃棄することになります。
結局どうすればいい?
ここまでの内容を、条件別の結論として言い切ります。
- 国際線を利用する場合:シャンプー・化粧水などは100ml以下の容器に小分けし、1L以下の透明・再封可能な袋(ジップロックでなくてよい)1つにまとめてください。100ml超の容器は中身が少なくても持ち込めないので、100ml以下の小分け容器に移し替えるか、預け荷物へ入れます。化粧品類・医薬品類・スプレー缶の合計2L/2kgの上限や酒類の度数別上限も、これとは別にかかります
- 国内線を利用する場合:100ml以下の容器という制約はありませんが、化粧品類・医薬品類・スプレー缶は合計2L/2kgまでです。酒類は24%以下なら制限なし、24〜70%は5Lまで、70%超は持ち込み・預けとも不可です。これが国内線での唯一の上限です
- 乗り継ぎがある場合(国際線):保安検査後のクリーンエリアで買った免税品は基本的に持ち込めます。液体の免税品を買う前に、乗り継ぎ空港がSTEBsに対応しているかを購入店で確認し、確認できなければ最終区間の前には買わないでください
- 医薬品・乳幼児連れの場合(国際線):処方薬・市販薬・乳幼児用ミルクや食餌療法用の食品は、100ml/1Lの制限の例外として必要量まで持ち込めます。処方箋の写しや薬袋などの証明を求められることがあるため用意しておくと安心です
よくある質問
- シャンプーや化粧水は何mlまで機内に持ち込めますか?
- 国際線は100ml以下の容器に入れ、1L以下の透明・再封可能な袋1つにまとめれば持ち込めます。
- 国内線なら液体制限はないって本当ですか?
- 100ml以下の容器という制限はありませんが、化粧品類・医薬品類・スプレー缶は合計2L/2kgまでという数量規定があります。これは国内線・国際線共通のルールで、国内線ではこれが唯一の上限です。
- ジップロックでないと通りませんか?
- ブランドは問いません。透明で再封可能、容量1L以下という3条件を満たせば他社製品でも大丈夫です。
- 目薬や常備薬も100ml制限を受けますか?
- 医薬品は例外扱いで、必要量まで持ち込めます。ただし処方箋の写しや薬袋などの証明を求められることがあります。
- 免税店で買ったお酒を乗り継ぎ便に持ち込めますか?
- 保安検査後のクリーンエリアで買った分は基本的に持ち込めますが、乗り継ぎ先の保安検査はその国のルール次第で、没収されることがあります。買う前に購入店でSTEBs対応を確認しておくと安心です。
関連記事
- 機内持ち込みスーツケースは何リットルまで?|cm規定との対応関係を実例で解説(手荷物を1つにまとめるなら、機内に持ち込むスーツケース本体に何Lの容量が必要かをこちらで確認できます)
まとめ
機内持ち込みの液体物ルールは、国際線と国内線で仕組みが異なります。国際線は1容器100ml以下・総量1L以下の袋に1人1袋までという制約が加わります。化粧品類・医薬品類・スプレー缶が合計2L/2kgまで、酒類は度数によって上限が変わるという数量規定は、国内線・国際線を問わずかかります。国内線を利用する場合は、これが唯一の上限です。
ジップ袋はブランド不問で、透明・再封可能・1L以下の3条件を満たせば手持ちの袋でも使えます。規定は変更されることがあるため、搭乗前には利用する航空会社・空港の公式サイトで最新の内容を確認してください。
出典
本文の規定は、次の公式情報で確認しています(2026年9月29日確認)。規定は変更されることがあるため、搭乗前に利用する航空会社・空港の公式サイトで最新の内容を確かめてください。
- 国土交通省「航空:国際線の航空機客室内への液体物持込制限について」:国際線の100ml/1Lジップ袋ルールの概要を確認
- 国土交通省航空保安対策室「国際線の航空機内への液体物持込制限について(Q&A)」PDF:容器100ml以下・袋1L以下・1人1袋、医薬品・乳幼児用ミルクの例外、クリーンエリア購入分の扱いを確認
- 国土交通省「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」PDF(令和8年4月24日更新):化粧品類・医薬品類・スプレー缶の合計2L/2kg、酒類の度数別上限(国際的なルールに基づき国内線・国際線を問わず適用)を確認
- 国土交通省報道発表資料「空港内免税店における液体物の取扱い変更について」(平成27年10月20日):STEBs(保安措置済み袋)という仕組みの内容を確認
- 成田国際空港「国際線での液体物の持ち込み制限について」:袋のサイズ目安(縦横20cm以下)を確認
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