入国審査で英語が話せないときの準備聞かれるのは目的・日数・泊まる所。公式の案内で行き先別に整理

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世界地図の上で、ペンを持って旅行の準備をしている人の手元

写真: Vlada Karpovich(Pexels)

この記事の結論
  • 聞かれるのは主に渡航の目的・滞在日数・泊まる所(米国は加えて同行者との関係と過去の渡航歴)
  • 帰りの航空券と宿の予約確認は、すぐ出せる形で持っておく
  • 事前申請は国ごとに違う。入口は必ず各国の公式サイト・公式アプリ
  • 言葉に詰まっても、冷静に対応する。タイでは大声などで入国拒否や罰金になった事例がある

窓口で英語が出てこず、後ろに人が並ぶ中で固まってしまう。初めての個人旅行だと、その場面ばかり想像してしまうものです。この記事では、外務省と各国の入国管理当局が案内している内容にもとづいて、窓口で聞かれること、出発前に用意する書類と申請を、台湾・韓国・米国などの行き先別に整理します。

入国審査では何を聞かれる?

外務省の案内では、渡航の目的・滞在日数・泊まる所が中心です。行き先ごとの記述は次のとおりです(2026年10月12日確認)。

必ずこの順に、これだけ聞かれると決まっているわけではありません。目的・日数・泊まる所の3点に答えられる状態にしておけば、準備の土台は揃います。

指紋や顔写真の登録がある国も多くあります。米国(14〜79歳)、台湾(14歳以上)、韓国(外国人)、シンガポール、欧州のEES(出入域システム)で案内されています。

帰りの航空券と宿の予約確認は、どう用意する?

復路の航空券と宿の予約確認は、提示できる状態で準備しておきます。公式の記述がある行き先は次のとおりです。

書類は、スマホの中と紙の両方に保存しておくと取り出しやすくなります。画面が開かない、電池が切れるといった場面に備えた、編集部の助言です。

英語の答えは、出発前にどう用意する?

目的・日数・泊まる所の3つについて、自分の答えを出発前に決めて、メモに書いておきます。窓口でその場で文を作るより、決めた答えを読み上げる形のほうが慌てません。

上の英語は語学の一例で、日数やホテル名は自分の旅程に置き換えます。

米国のシアトル・タコマ国際空港の公式ページ(Port of Seattle)には、国際到着施設のCBP窓口で係官が電話を使い、200を超える言語の通訳・翻訳をオンデマンドで利用できると案内されています。

タイの外務省の案内では、入国審査で大声を出す、侮辱的な言葉を使う、カウンターを叩くといった行為で、入国拒否や罰金になった事例があります。言葉に詰まっても、落ち着いて対応するようにします。

行き先別の早見表:事前申請と、審査で押さえること

行き先別に、出発前の申請と、審査で聞かれる・求められることを並べました。自分の行き先の行だけ見てください。

表:行き先別の事前申請と審査で押さえること(2026年10月12日確認)
行き先 出発前の申請 審査で聞かれる・求められること
米国 ESTA(72時間前までの申請を推奨・有効2年・手数料40.27ドル〔2026年1月1日以降〕)。公式アプリ「ESTA Mobile」でも申請可 渡航目的、滞在先、同行者との関係、過去の出入国履歴等。復路航空券やホテルの予約確認書
韓国 日本人はK-ETA不要(免除は2026年12月31日まで)。電子入国申告e-Arrival cardをオンラインで提出 入国目的・滞在日数・宿泊先等
台湾 オンライン入国カードの事前登録(台湾移民署の公式サイト) 復路、または次の目的地への航空券の提示が必要
タイ TDAC(タイデジタル到着カード)をオンライン登録。到着3日前(到着日を含む)から可能 大声・侮辱的な言葉・カウンターを叩く等は入国拒否や罰金の事例あり
シンガポール SG Arrival Card(無料)。到着日を含む3日前から、SGAC e-ServiceまたはMyICAアプリで提出 十分な現金とonward travelの証明(航空券・ビザ)
欧州(シェンゲン圏) アプリ「Travel to Europe」で入域前72時間以内に事前登録でき、国境審査を早められる(対応国は限定) 国境で顔写真・指紋を登録(EES。2026年4月10日から全面運用)
豪州 ETA(公式アプリ「Australian ETA」から申請) 渡航目的、宿泊先、滞在期間の裏付け

※規定や開始時期は変わることがあります。出発前に各国の公式サイトと外務省の海外安全ホームページで最新の内容を確かめてください。グアム・サイパンはESTAではなく、別の電子渡航認証(GUAM-CNMI ETA)が必要です。

※欧州では、今後新しい事前申請の制度が始まる予定があります。出発前に外務省の「欧州諸国を訪問する方へ」を確認してください。

事前申請は、どのサイトからする?

申請の入口は、各国の公式サイトか公式アプリだけにします。検索結果の上位や広告から入ると、手数料を取る偽サイトに当たる恐れがあります。

米国のESTAは、外務省のESTAの案内ページから公式の申請先を確かめられます。ほかの行き先も、まず外務省の海外安全ホームページで案内を読み、そこから公式サイトに入る順にすると間違えにくくなります。

結局どうする?行き先別の結論

初めての個人旅行で英語に自信がない場合は、行き先の事前申請を済ませ、復路の航空券と宿の予約確認を、スマホと紙の両方に保存しておけば、準備は揃います。新しく買う物はありません。

事前申請や予約の確認画面は、ESTA Mobile、MyICA、Australian ETA、Travel to Europeなど、スマホやアプリで扱うものが多くなります。現地でも画面を出せるよう、通信の手段を決めておくと安心です。

よくある質問

入国審査で何を聞かれますか?
外務省の案内では、渡航の目的・滞在日数・滞在先が中心です。米国は加えて、同行者との関係や過去の米国出入国履歴等も聴取される可能性があります。
帰りの航空券や宿の予約確認は必要ですか?
国ごとに公式の記述が異なります。米国は復路航空券やホテルの予約確認書を準備して説明できるようにし、台湾は予約済みの帰国用航空券などの提示が必要で、シンガポールは十分な現金とonward travelの証明が求められます。
事前申請はいつ、どこでしますか?
行き先で異なります。米国のESTAは72時間前までの申請が推奨で、タイのTDACとシンガポールのSG Arrival Cardは到着3日前から可能です。申請は各国の公式サイト・公式アプリから行います。
入国審査で慌てて大声を出したらどうなりますか?
タイの外務省の案内では、大声・侮辱的な言葉・カウンターを叩く等の行為で、入国拒否や罰金になった事例があります。言葉に詰まっても、落ち着いて対応してください。

出典

本文の内容は、次の公式情報で確認しています(2026年10月12日確認)。規定は変わることがあるため、出発前に各公式ページで最新の内容を確かめてください。

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