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機内持込スーツケースは何リットルまで?cm規定と商品のL表記の対応関係を実例で解説

空港ターミナルでオレンジとティールの照明を背景に置かれた機内持込スーツケース

機内持込スーツケースの容量は、国内主要6社が基準にしている「3辺合計115cm以内」の規定にぴったり収まるように設計された実勢モデルで、35〜40L程度が目安です。航空会社が規定するのはあくまでcm(3辺のサイズと合計)ですが、商品ページの多くはL(リットル)で容量を表示しているため、両者の対応関係が分かりにくいという声をよく見かけます。このページでは、cm規定とL表記がどう対応するのかを、実際に販売されているモデルの数値で確認します。

この記事の結論

機内持込スーツケースは何リットルまで?

3辺合計115cm以内の規定にぴったり収まるように設計された実勢モデルは、容量35〜40L程度が目安です。メーカー各社の公式サイトで容量・外寸が確認できる代表的な3モデルを比較すると、いずれも38L前後に収まっています。

重視ポイント別の早わかり
実寸比で見るサイズ差
PROTECA 360G4 H54×W36cm
innovator INV50 H55×W35cm
Samsonite EXP H55×W36cm

図は3モデルの高さ・横幅を実寸比で再現した自社作成の線画です(商品写真ではありません)。破線はinnovator INV50・Samsonite EXPの高さ(H55cm)を示す基準線で、PROTECA 360G4はこれより1cm低いH54cmです。横幅はinnovator INV50のW35cmが3モデル中最小です。数値は各社公式サイト確認値(2026年7月24日時点)。

容量で比べる

軸は0Lを起点に表示しています(誇張のための軸省略はしていません)。Samsonite EXPの網掛け部分は拡張時の増分(+5L)、ティールの線は非拡張時の容量(38L)との境界です。

重量で比べる

重量はPROTECA 360G4をエース公式サイト、Samsonite ビーライト4 スピナー55 EXPをサムソナイト公式サイトで確認しました(2026年7月確認)。innovator INV50は公式ショップに重量の明記がなく、正規取扱店の表記に基づく参考値です。軸は0kgを起点に表示しており、ティール表示の値は3モデル中最も軽いモデルです。

PROTECA(プロテカ)

360G4

H54cm・3モデル中最小
公式ストア価格 82,500 2026年7月24日確認
外寸(高さ×幅×マチ)
54×36×25cm
3辺合計
115cm
容量
38L
機内持込対応
国際線・国内線100席以上
  • 拡張機能
  • 機内持込対応(100席以上の機体)

向いている人:高さをできるだけ抑えたい人。機内持込対応は「国際線・国内線100席以上」の機体が条件として明記されています。

公式サイトで見る
innovator(イノベーター)

INV50

W35cm・3モデル中最小
公式ストア価格 23,980 2026年7月24日確認
外寸(高さ×幅×マチ)
55×35×25cm
3辺合計
115cm
容量
38L
  • 拡張機能
  • 機内持込対応(公式に明記なし)

向いている人:横幅をできるだけ抑えたい人。3辺合計は他の2モデルと同じ115cmです。

公式サイトで見る
Samsonite(サムソナイト)

ビーライト4 スピナー55 EXP

拡張+5L(43Lまで)
公式ストア価格 48,400 2026年7月26日確認
外寸(高さ×幅×マチ)
55×36×24cm
3辺合計
115cm
容量
38L(拡張時43L)
機内持込対応
非拡張時のみ対応
  • 拡張機能(38L→43L)
  • 機内持込対応(非拡張時のみ)

向いている人:荷物量に応じて容量を調整したい人。拡張時は3辺合計が115cmを超えるため、拡張した状態での機内持込は避けるのが安全です。

公式サイトで見る

※ 外寸・容量は各社公式サイト・公式ショップで確認(PROTECA・innovator:2026年7月24日時点/Samsonite:2026年7月26日時点)。価格は同時点の公式ストア表示価格(税込)です。innovator INV50の外寸・重量は公式ショップに明記がなく、正規取扱店の表記に基づく参考値です。PROTECA・Samsonite公式は機内持込対応の記載があります。

詳細スペック表で見る(価格・重量つき)
表:機内持込3モデル比較(詳細スペック)
ブランド/モデル 外寸(高さ×幅×マチ) 3辺合計 容量 重量 価格
PROTECA(プロテカ)360G4 54×36×25cm 115cm 38L 3.1kg 82,500円
innovator INV50 55×35×25cm 115cm 38L 約3.3kg(参考値) 23,980円
Samsonite ビーライト4 スピナー55 EXP 55×36×24cm 115cm 38L(拡張時43L) 2.1kg 48,400円

3辺の外寸をそのまま掛け算すると55×40×25cm≒55L相当になりますが、これはキャスターや骨組みを含んだ外形の体積です。実際に荷物を収納できる内容量(内寸ベース)は、上記3モデルの通り各社とも35〜40L程度に収まります。

なお、この35〜40Lという帯は、既存記事「スーツケースのサイズの選び方」の【泊数別】サイズ目安表におけるSサイズ(31〜45L・高さ51〜60cm・2〜3泊向け)とほぼ重なります。少し余裕を持たせた20〜30L台のSSサイズモデルも同じcm規定内に収まるため、「115cm規定=38L固定」ではなく、35〜40Lを中心に上下に幅があると考えるのが実態に近い理解です。

なぜcm規定とL表記は一致しないの?

航空会社が定めているのは3辺のcm数だけで、L(容量)は各メーカーが内寸から独自に算出した目安のため、業界共通の変換式が存在しないからです。

同じ外寸55×40×25cm前後のモデルでも、骨組みの太さやキャスターの出っ張り方によって内寸には数cmの差が出ます。そのため「〇〇cmは必ず〇〇L」と一意に決まるものではなく、上記のように実勢モデルの数値を参照して目安をつかむのが実務的な方法です。

100席未満の飛行機では何リットルになる?

3辺合計の上限が115cmから100cmに縮小するため、対応する容量もひとまわり小さくなります。

JAL・ANAは搭乗する機材が100席未満の場合、機内持込サイズが「45×35×20cm・3辺合計100cm以内」に変わります(詳細は「機内持込スーツケースのサイズ早見表」参照)。このサイズ帯にぴったり合わせたメーカー公式モデルの容量は、今回の調査では確認できませんでした。

cmの上限自体が115cm規定より15cm小さいため、容量も38L前後より一段階小さくなると考えられますが、具体的なL数を断定できる裏付けは取れていません。100席未満の機材に搭乗予定がある場合は、購入前に商品ページの実寸(cm)を確認することをおすすめします。

観葉植物の隣に置かれた黒いハードシェルの機内持込スーツケース
搭乗する機材や航空会社によって、機内持込のサイズ・重量規定は変わります。

LCCの場合、リットルの目安は変わる?

cmの規定自体はフルサービスキャリアとほぼ同じですが、重量7kg基準(フルサービスキャリアは10kg)がネックになりやすい点が異なります。

Peach・Jetstar Japan・Spring Japan・ZIPAIRのLCC4社は、3辺合計115cm前後というサイズ基準はフルサービスキャリアと大きくは変わりません。一方で無料重量枠は7kgとフルサービスキャリアの10kgより軽く設定されています。

35〜40L程度のモデルでも、ノートPCや充電器を多めに詰め込むと重量超過になりやすいため、LCC利用時はL数よりも実際に荷物を入れた後の重量を意識する必要があります。詳しい各社の重量規定は「機内持込スーツケースのサイズ早見表」にまとめています。

よくある質問

38Lのスーツケースには、実際どのくらいの荷物が入る?
「スーツケースのサイズの選び方」の泊数別目安では、31〜45L(Sサイズ)は2〜3泊分の荷物が目安です。機内持込の実勢モデル(35〜40L)はこの帯に収まるため、2〜3泊程度の旅行や出張であれば機内持込サイズだけで完結しやすい容量といえます。荷物の量は人によって差が大きいため、迷う場合は診断ツールで泊数・人数から確認してください。
拡張機能(エキスパンダブル)を広げたまま機内に持ち込める?
非拡張時にちょうど3辺合計115cmに収まる設計のモデルは、拡張するとその時点で規定を超えるため、機内持込としては使えないと考えるのが安全です。上記のSamsonite ビーライト4 スピナー55 EXPは非拡張時で55×36×24cm=115cmちょうどのため、マチを広げると115cmを超えます。拡張機能は荷物が増えた帰路に預け入れへ切り替える、といった使い方が現実的です。
「機内持込対応」と書いてあれば、容量やサイズは確認しなくていい?
「機内持込対応」表記が何を基準にしているかは商品ごとに異なるため、搭乗予定の条件との照合は必要です。例えば上記のPROTECA 360G4の機内持込対応は「国際線・国内線100席以上」が条件で、100席未満の機材には持ち込めません。またLCCでは重量7kg基準が別途かかります。各社の規定は「機内持込スーツケースのサイズ早見表」で確認できます。
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まとめ

機内持込スーツケースの容量は、3辺合計115cm以内の規定に対応する実勢モデルで35〜40L程度が目安です。cm規定とL表記は別の基準のため一対一で対応するわけではありませんが、メーカー公式の実例を見る限り、この帯に収まるよう設計されているモデルが中心です。100席未満の機材やLCC利用時は、L数だけでなくcmの実寸・重量もあわせて確認してください。

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本記事は将来的にAmazonアソシエイト・プログラムを利用した紹介料を得る場合があります(現在は申請準備中のため、本文中のリンクはすべて通常リンクです)。