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スーツケースの雨カバーは必要?いらない?メーカー公式が"防水"ではなく"撥水"までしか謳わない理由と、状況別の結論

雨の中、レインコートを着た人物がハードケースのスーツケースを引いて歩く後ろ姿

雨予報の日にスーツケースで出発することになり、レインカバーを買うべきか、厚手のごみ袋などで済ませていいか迷っていませんか。レインカバーは商品ごとにサイズの表記がばらばらで、どれを選べばいいか判断しにくくなっています。

このページでは、メーカー公式がスーツケース本体の雨対策についてどこまで説明しているかを確認したうえで、買う・買わないの結論を状況別に整理します。出発前・旅行中の雨対策についての話で、すでに雨で濡れてしまった後のお手入れ・保管方法を知りたい方は、スーツケースの収納・保管方法をご覧ください。

この記事の結論

スーツケース本体は雨にどこまで耐える?「防水」ではなく「撥水」までが公式の説明

主要メーカーの公式サイトが使っているのは「撥水」「止水ファスナー」という語で、「防水」と言い切った表記は見当たりません。スーツケース本体だけで雨を完全に防げるとは、メーカー自身も謳っていません。

ACE(エース)公式オンラインストアには「撥水加工」という商品カテゴリタグがあり、同様に「止水ファスナー」という商品カテゴリタグも存在します(出典:ACE公式オンラインストア、2026年8月29日確認)。自社の商品分類そのものが「撥水」「止水」という語を使っています。

サムソナイト公式FAQには「防水」「撥水」のどちらの記載もありません(出典:サムソナイト公式FAQ、2026年8月29日確認)。積極的に「撥水」を謳っているわけでもない、という位置づけです。

一般に「撥水」は水を弾く加工を指す言葉で、「防水」のように水の浸入を完全に防ぐことを保証する言葉ではありません。メーカー自身が「防水」と言い切っていないことは、レインカバーの要否を考えるうえで押さえておきたい前提になります。

レインカバーには2つのタイプがある

スーツケース用レインカバーは、大きくビニール(PVC)型と撥水生地型の2タイプに分かれます。

表A:レインカバーの2タイプ
タイプ 主な素材 向いている人
ビニール(PVC)型 EVA配合ポリエチレンフィルム等の透明ビニール 今回の旅行で使えれば十分な人、使う頻度が低い人
撥水生地型 撥水加工ナイロン・EVA・ストレッチポリエステル(スパンデックス)等 繰り返し使いたい人、見た目も気にする人

※ ANA公式ショップの自社レインカバー(EVA配合ポリエチレンフィルム製、660円・税込)は、ビニール(PVC)型の実売例です(出典:ANA公式ショップ、2026年8月29日確認)。個別商品の防水性能そのものはメーカー・出品者の説明に沿って確認してください。

今回の旅行で使えれば十分ならビニール型、繰り返し使うつもりなら撥水生地型が選びやすくなります。

自分のスーツケースに合うサイズの選び方

レインカバーはスーツケースの容量(L)か本体の高さ(cm)を基準に選ぶと、失敗しにくくなります。

表B:サイズ区分の目安
サイズ区分 容量目安 高さ目安
SSサイズ 20〜30L 〜50cm
Sサイズ 31〜45L 51〜60cm
Mサイズ 46〜60L 61〜68cm
Lサイズ 61〜90L 69〜75cm
XLサイズ 91L〜 76cm〜

※ サイズ区分ごとの容量・高さの目安は、ACE・BERMAS・PROTEXの公式サイズガイドが示す値をもとに当サイトで整理したものです(当サイト内「スーツケースのサイズの選び方」記事で使用している基準と同一)。ブランドによって区分の基準は異なるため、購入前は手元のスーツケースの実寸を確認してください。

レインカバーの商品ページでは、インチ表記・リットル表記・S/M/L等の汎用表記が商品によって混在しています。表記だけで判断せず、手元のスーツケースの容量(L)か高さ(cm)を測ってから、商品ページの対応サイズと照らし合わせるのが失敗しにくい方法です。

結局、買う?買わない?

雨予報がある日に出発する人は、レインカバーを買う価値があります。旅行頻度が高い人は持っておくと動きやすくなります。国内の短距離移動で雨予報も出ていない旅程なら、無理に買わなくても大丈夫です。

表C:旅行頻度×雨予報別の結論
出発日に雨予報あり 出発日に雨予報なし
旅行によく行く 買う どちらでもよい※
旅行はたまに 買う 不要(代用でOK)

※ 旅行によく行く人は、雨予報が無くても持っておくと動きやすくなります。急いで用意しなければ困るものではありません。

雨予報がある日に出発するなら、迷わず用意しておきましょう。旅行によく行く人は、雨予報が無い時でも1つ持っておくと動きやすくなります。サイズは前の章で確認した容量(L)・高さ(cm)を目安に探してください。

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国内の短距離移動で雨予報も出ていない旅程は、無理に用意しなくても困りません。厚手の大きめのごみ袋で代用しても用は足ります。メーカーや航空会社が推奨している方法ではありませんが、コストをかけたくない場合の選択肢にはなります。

出発前に知っておきたいこと

JALは空港カウンターで無料提供していたビニール梱包サービスを、使い捨てプラスチック削減の取り組みの一環として終了しています。終了前の2019年度は年間で約150万枚を消費していたといいます(出典:JAL公式トークサイト、2026年8月29日確認)。空港のカウンターで包んでもらえる前提では考えず、雨予報の日は自分で用意しておくと安心です。

預け入れ時にカバーを付けたままでよいかが心配な場合は、出発前に空港カウンターで確認しておくと安心です。

よくある質問

スーツケースの雨カバーは防水ですか?
いいえ、メーカー公式が使っているのは「防水」ではなく「撥水」「止水ファスナー」という語です。 ACE公式オンラインストアも商品カテゴリ名に「撥水加工」「止水ファスナー」を使っており、「防水」とは表記していません(出典:ACE公式オンラインストア、2026年8月29日確認)。カバー側も、水を完全にシャットアウトすると保証された道具ではないと考えて、個別商品の説明を確認してください。
レインカバーをつけたまま預けてもいい?
心配な場合は、出発前に空港カウンターで確認しておくと安心です。
レインカバーがなくても代用できる?
厚手の大きめのごみ袋で代用する方法もあります。公式に案内されている方法ではありませんが、コストをかけたくない場合の選択肢にはなります。
サイズはどう選べばいい?
手元のスーツケースの容量(L)か高さ(cm)を確認し、商品ページに書かれた対応サイズと照らし合わせて選んでください。レインカバーはインチ表記・リットル表記・S/M/L等の汎用表記が商品によって混在しているため、表記だけで判断せず実寸で確認するのが失敗しにくい方法です。

まとめ

スーツケースの雨カバーは、メーカー公式が「防水」ではなく「撥水」「止水ファスナー」までしか謳っていない以上、本体だけに頼り切らないための備えです。雨予報がある日に出発する人は買う価値があり、ANA公式ショップのレインカバーは660円(税込)と、数百円で用意できるものもあります。旅行頻度が高い人は持っておくと動きやすくなります。国内の短距離移動で雨予報も出ていない旅程なら、無理に買わなくても、厚手のごみ袋の代用で十分間に合います。

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